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4年生ブログ 第4弾 津田真凜 《選択》


《選択》

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バトンを引き継ぎました、津田真凜です。

早速、思い通りに行く簡単な道と険しく困難な道が現れた時、あなたはどちらを選択しますか。

人は皆毎日選択の連続です。
ベットから起き上がるか自分と葛藤したり、今ご飯を食べるか後でご飯を食べるかを意識的に選択する。または、靴を右から履くか左から履くかを無意識で選択しています。

私は今までに幾度となく怪我をして、その度に何度もたくさんの選択を迫られました。
サッカーを続けるべきか、ここで諦めるべきか。

この場合は意識的に自分にとって正しい方を選択しました。今の自分はこれまでの選択によって出来ていると思います。

そして今この瞬間もたくさんの選択に迫られています。しかし何が正解で何が正しいのかなんて今の自分には分かりません。

でも1番大事なのは、どんな選択をするかよりも、選択した道でどんな過程を過ごすかだと思います。

そして自分が選択した道は、何があっても信じ抜き、価値ある人生を送れるかがとても重要だと思います。思い通りに行かない日々が続いたとしても、それは成功するために必要な要素であって、無駄なことは何一つありません。

そして、当たり前は当たり前ではないという事も常に肝に銘じる必要があると思います。

毎日好きな事ができる幸せ、何不自由なくここまで成長出来たのも当たり前ではありません。
たくさんの人の支えや助けがあり今の自分がいます。

この場を借りてお礼を言わせて下さい。
本当にありがとうございます。

また、私は大学生活を通して全くサッカーをしていないと言っても過言ではありません。
怪我の繰り返しでリハビリをする毎日です。

サッカーが出来ない日々は想像以上に苦しいです。
でもそれ以上に何一つとしてチームに貢献出来ていないことが1番の苦しみです。
貢献するどころか怪我ばかりで迷惑しかかけていない。そんな自分が情けなくて仕方ない。

チームの勝利に貢献したくてもサッカーができないもどかしさ。気がつけば勝手に涙が溢れる毎日でした。 

それでも私は前に進み続けます。
なぜならこの仲間と最高の舞台で最高の景色を見たいから。それに尽きます。

結果がついてくる事に勝る事はありません。
でもそれよりも、今ある当たり前に感謝して、最高の仲間とプレーできるこの環境を大切にする事が今の自分にとってとても重要な事です。

そしてサッカーを心から楽しむこと。これは怪我人であっても同じです。リハビリを心の底から楽しむこと。難しいかもしれないけれど、物の見方や考え方を変えるだけで物事が上手くいくようになるんです。

4年間の怪我人生活というものは物凄く辛くて苦しいものです。想像をはるかに超えるほど厳しいものです。

もう辛いと言う次元にすらいません。
でもそれもきっと自分の人生には欠かせない出来事なんだと思います。怪我人生活も含めてそれが自分の最高の人生なんです。だから別に下を向く必要もないし後悔なんて全くしていません。

怪我をした事よりも、そこからどう這い上がるかが1番重要で、サッカー選手としては勿論、人としてもまた一つ成長できるチャンスなんだと思います。


これから先も選択の連続です。そして、一日一日の小さな積み重ねがとんでもない所へ行くためのただ一つの方法です。正しい選択をし、選択した道に誇りを持てるように、目の前の課題に向き合いながら日々精進していきたいと思います。

そして最後に。
いつも優しく声を掛けてくれる仲間には感謝しかありません。どんなに苦しくても頑張れるのはみんなのおかげです。たくさんのありがとうを今ここに送ります。


まだまだシーズンは続きます。
これからも神奈川大学女子サッカー部のご指導とご声援の程よろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回は神大の上田綺世選手です。
乞うご期待!