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4年生ブログ 第5弾 木村咲良 《プライド》

【プライド】

お待たせ致しました。いや、お待たせしすぎたかもしれません。
ファンタジスタ津田真凜からバトンを受け継いだ、
神大の上田綺世こと、木村咲良です。


今回、公の場で決意表明をする事で、嘘偽りなく、ここで揺るがない決意にしたいと思い、
私の正直な気持ちを書きました。
最後までご一読頂けると嬉しいです!

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"私はプライドが高い。"

生まれてきてから現在に至るまでの21年間、人に弱いところを見せる事が恥ずかしい事だと思ってきた。

誰でも目に出来るこのブログで、本来の自分を曝け出した今、きっとこれを読んだ母が一番驚いているだろう。

小学生の頃はみんながアイスを買う中、お腹が痛いからいらないと嘘をつき買わなかった。買わなかったのではない。10円足りなくて買えなかったのだ。
そう、友人にアイス一個買うお金すら持っていないの?と思われるのが恥ずかしくて、10円貸してが言えなかった。

そんな小さなプライドは、サッカーにも表れていた。
トップチームに登録され、試合に出場し、結果を残して、ヒーローになる。
私の思い描く理想像は簡単に言えばこういう事だ。
つまりこうでありたいという自分の理想が、変なプライドとなっていったのだ。

4月にチームが発表され、今年もBチーム登録でシーズンがスタートした。
今年は6月にチームの再編成があるということで、まずはそこでトップチームに上がりたい。この気持ちで毎日の練習に取り組んだ。

この時点で私の目標は、大学日本一になるということよりも、自分がトップチームに登録される事の方が大きくなっている気がした。
これは自分本位な行動で、決して最高学年がすべき行動ではない。

そこで私は一度、持っている必要のないプライドを消去し、まっさらな状態で今の自分があるべき姿を考え直した。

関カレはカテゴリー関係なく、全ての選手に出場するチャンスがある為、Bチームに登録されているからといって、トップチームの試合に出場出来ないわけではない。

トップチームに登録され活躍する事は、現在登録されている選手でも出来ることだが、現在の私の立場だからこそ出来る事、やらなければならないことに気がつく事ができた。

それは、トップチームの試合に出場、また帯同して、実際に肌で感じた事、気がついた事を、Bチームに還元し、チームの底上げをするという事である。
トップチームに登録される事が全てではないと立ち返った私は、チームに貢献できる私のやるべきことを見つけることができた。

決してプライドを持つ事は悪いことではないし、我を持つという事はスポーツマンとして、ひとりの人間として必要な事だと私は思う。
しかし私が21年間持ち続けてきたプライドは、本来の自分ではなく、人からよく思われたい、すごいと思われたいからと偽装した自分を守るためのプライドだ。

これから日本一になる集団になる為には、多くの選手が本来の自分と向き合い、互いに高め合っていく必要があり、熱き心を持った戦士にならなければならない。

だからこそ、私は今持っているプライドを、日本一になる集団【神奈川大学女子サッカー部】の一員であるという誇り高きプライドとして、自分に正直に、仮面を外した状態でチーム全員と向き合っていく。

サッカーの楽しさを知った小学生時代、自分の武器を見つける事ができた中学時代、人間的に大きく成長する事ができた高校時代、上には上がいると現実を見た大学時代。
私の学生時代はサッカー一色だ。そこには嬉しい事、悔しい事、辛い事、たくさんの感情が詰まっている。

私は大学サッカーで、15年間という長いサッカー人生に終止符を打つ。
ここまでやって来れたのは、丸山台SCを始め、丸中サッカー部の仲間、清流高校の仲間、多くのことを教えてくださった先輩方、そして現在のチームメイト。指導者の方たちや理学療法士の先生。
そして何より、支えてくれた家族。
サッカーを通じて関わってきた、たくさんの人達への感謝の気持ちを忘れずに、ラストシーズンを戦い抜きたいと思う。

普段面と向かっては、なかなか言えないのでこの場を借りて言わせてください。
こんなにも楽しいサッカーに出会わせてくれたお兄ちゃん、1番近くでサポートして1番の応援団長でいてくれたママ。いつも本当にありがとう。サッカー人生史上最高のシーズンにします!


最後に、
 【女子サッカー部のみんなへ】
いつも熱くなりすぎて、ムキになってしまってごめんね。でもそれぐらいみんなと大学日本一になりたい。
試合に出られる人数は11人、ベンチ入り出来るのは20人。つまり半分以上の選手はピッチに立つ事が出来ない。だからこそピッチに立つ人間が、その全員の気持ちを背負って戦って欲しいし、そこにプライドを持って欲しい。
大所帯である以上カテゴリー別にせざるを得ない状況だけど、Bチームだからと言って神大女子サッカー部じゃない訳ではない。何なら下のカテゴリーがトップのメンバーを焦らせるくらいの底上げがないと日本一にはなれないと思う。
全員が神奈川大学女子サッカー部の一員である自覚と責任を持って、全てのプレーに対して勝負に貪欲になろう。
自分からも厳しく言ってしまう場面があるかもしれない。それで自分のことが嫌いになっても構わない。ただ、何を目指してこの集団に属しているのかだけは見失わないで欲しい。西が丘で優勝カップを掲げる時まで。


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はい、長い長い...話し出すと止まらない。
そうです私は話が長いんです。
神大の46番は、話が長いと覚えてください。

こんなにも長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。

これからも日本一になる集団【神奈川大学女子サッカー部】の応援を宜しくお願い致します!!!

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次は細くても圧倒的な裸眼を持つ、神大生粋のレフティ、背番号2番森藤凜です!
6/30まで、どうぞ期待してお待ちください。