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4年生ブログ 第7弾 #71穐山花音 《ダメでもいい》
最後方からチームを支える最後の砦、松井里央からバトンを引き継ぎました、穐山花音です。拙い文章ではありますが、お付き合いいただければと思います。
ブログリレーに関する連絡が回ってきたとき、とうとうここまでサッカーを続けてきたのかと思いました。
高校3年生のとき、進路を決めるにあたり、せっかくなら大学までサッカーを続けてみようと大学選びを始めました。無事に神大に合格しましたが、受験を終えた3月末、初めて練習に参加したときに感じたのは「場違いだ」ということでした。そもそも自身のサッカースキルは高くなく、神大を受験先として決めたときにも身の丈に合っていないのではないかと感じていましたが、数ヶ月間サッカーから全く離れていた私は、高いレベルのプレーを目の当たりにして、この集団の中でやっていけるのかと大きな不安を抱きました。
部活動に参加するようになってすぐ、コロナで活動が制限されてしまいましたが、オンラインで交流する機会が設けられたおかげで徐々に部の雰囲気を掴んでいくことは出来ました。しかし、いざグラウンドでの活動が再開するとどうしても自分のレベルの低さを身に染みて感じ、怖気づきながらプレーすることへの不甲斐なさや情けなさを感じる毎日でした。さらに大学の講義が忙しくなると平日は一度も練習に参加できないなんて時期もあり、そこまでしてサッカーを続けることに意味はあるのかと考えることもありましたが、しかし、こうして大学4年間続けてくることができました。
楽しいばかりではないサッカーを、なぜ、ここまで続けてこられたのか、その理由は、ダメな自分をダメだと思わないことが大きかったと思います。サッカーをする中で、自分のダメな所や嫌なところを見ることが多くありましたが、それを「まあ、なんとかなるか」と捉えるのが、私の悪いところでもあり良いところでもありました。これは私に限ったことではないと思いますが、自分の嫌なところは探そうと思えばいくらでも見つけることができてしまいます。克服しようと頑張ることができればよいのですが、それもなかなか簡単なことではありません。結果を得るまで頑張り続けることはとても辛いことです。だからこそ、私は、できない自分を過度に否定しないようにしようと思っています。他人からいくら励まされても、それがプラスになるかマイナスになるかは言葉の受け取り方、捉え方によって変わります。自分の気持ちを肯定し、高めてあげられるのは結局自分自身でしかないと思います。もちろん、向上心を持って努力をし続けることは大切ですが、「ダメなところがあってもまぁいいか」「うまくできたらラッキー、よく頑張った」と心の隅に自分を甘やかす気持ちを置いておくことで、出来不出来に縛られ過ぎずに、ここまで続けることができたと思います。私の怠惰な部分を露呈させてしまったでしょうか。しかし、どうしても自分がダメに見えて仕方ないというときは誰にでもあるのではないでしょうか。自分ならやれる、もっと頑張らないと!と喝を入れることも大切ですが、どうしても頑張れないときや頑張れない自分を嫌いになりそうなとき、ダメな自分を下げてしまうよりは、そんなときもあるよね、と割り切って自分を肯定したいというのが私の考えです。
私は、大学までで競技としてのサッカーとは区切りをつけます。振り返ってみれば楽しいことばかりではありませんでしたが、サッカーをするのも残り数ヶ月と思うと、途端に寂しさが込み上げてきます。最後までやりきりたい、少しでも多く楽しみたいというのが今の気持ちです。相変わらず自分を甘やかしながらではありますが、サッカーを続けてよかった、神大でサッカーができてよかったと思えるよう、頑張っていきたいと思います!
長くなりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次は華麗なテクニックで魅せる神大の心臓、加田菜です!